「このご時世、“何かしら体制構築をしなきゃ…”」
「法令対応や取引先からの要請で“何かしら認証を取らなきゃ…”」
と思っているけれど、どの認証を選べばいいか分からない」「そもそも費用が不透明で比較できない」──これは、認証取得を検討し始めた多くのご担当者からよく聞かれる声です。
本記事では、「ISO」「プライバシーマーク(Pマーク)」「JAPHIC(ジャフィック)マーク」の3つについて、費用の特徴や相場感、選ぶ際のポイントを分かりやすくまとめました。
ISOとは?Pマークとは?JAPHICとは?基本の違いをおさらい
まずは、それぞれの特徴を簡単に整理してみましょう。
| 認証名称 | 主な目的 | 対象 | 審査の特徴 |
| ISO27001 | 国際的なマネジメントシステム | 企業
事業部単位で取得可 |
国際規格に基づいた第三者審査 |
| プライバシーマーク(Pマーク) | 個人情報保護の体制整備 | 企業
(全社対象のみ) |
JIS Q 15001準拠 |
| JAPHICマーク | 実務の延長線上で保護体制構築 | 企業
団体組織 個人事業主 |
システム提出、システム判定
個人情報保護法努力義務70%以上で合格 |
気になる費用感は?各認証の相場比較
| 費用項目 | ISO(ISO27001) | Pマーク | JAPHIC |
| コンサル費用 | 約50〜150万円 | 約40〜100万円 | 約0〜50万円 |
| 取得審査費用 | 約30〜80万円 | 約20〜60万円 | 約10〜30万円 |
| 更新審査費用 | 約30〜80万円/1年(3年) | 約20〜60万円/2年 | 約10〜23万円/1年 |
| その他費用 | 場合によっては文書作成、教育研修別費用 | 場合によっては文書作成、教育研修別費用 | 審査員交通費 |
💡ポイント:ISOやPマークは要求事項が多く深堀が必要なため、内部体制や既存ルールが整っていないとコストが高くなりがち。JAPHICは「まずは土台を整えたい」中小企業に適しています。
「どれを選べばいい?」目的別おすすめ認証
- 取引先、応札条件に認証取得を求められている → ISOやPマークJAPHIC
- 社内の意識向上や内部統制を強化したい →会社規模や体制整備の進捗により
- まずはコストを抑えてスタートしたい → JAPHICマーク
- 士業・医療・教育・福祉などの小規模事業所 → JAPHICが◎
まとめ:費用だけでなく“活用できるかどうか”も比較のポイント
「高いお金をかけて認証を取っても、使いこなせなければ意味がない」。
これは、認証取得後に失敗を感じてしまう企業の多くが抱く感想です。
費用対効果を感じられずにPマークの更新をやめ、システム導入した企業様がそれまでやっていた「個人情報保護研修」をやめてしまったと耳にすると、PマークからJAPHICへ移行した上でシステム活用がベストでは?とご提案するのも、事故、事件は結局「人」に起因するところが大きいからです。
マーク自体に優劣はありません。
歴史を知れば、なるほど!な体制の中で、“今”の自社にどれがあっているかご検討ください。
重要なのは「自社に合った認証を選ぶこと」「運用できる体制を作ること」です。
費用比較だけでなく、自社の現場・目的・リソースにマッチした認証を見極めましょう。
最後に
JAPHICは個人情報保護法が審査基準です。
法令遵守にコンサル費用をかけるのはナンセンス、というのが弊社の考え方。
また、JAPHICは個人事業主から中小企業様が取得しやすいマークとして発足しております。
トップページのファーストビューに掲げております
≪個人情報保護体制を全ての企業に≫
これがTBCSグループJAPHIC審査事務局の使命です。
もちろん、ご要望があればコンサル紹介いたします。
ただ、弊社審査を受審いただける企業様にはもれなく、
審査準備対応のフォローを実施しております。無料です。
代わりに(?)別途、全従業員向け研修等ご依頼いただくケースもあり、
“うまく”認証を活用されているな、という事例も多くございます。
詳細は是非一度オンライン面談にてご相談ください。


