なぜ「プライバシーポリシー」が必要なのか?
ホームぺージがあるなら、「プライバシーポリシー(個人情報保護方針)」は必須の時代となっています。
特に次のような場合、法律上の対応が必要です。
- お問い合わせフォームを設置している
- 会員登録や資料ダウンロード機能がある
- Googleアナリティクスなどアクセス解析を導入している
- SNS広告やリマーケティングを活用している
これらに該当する企業は、個人情報保護法や電気通信事業法、Cookie規制への対応が求められ、その第一歩が「プライバシーポリシー」の整備です。
「プライバシーポリシー」には何を書く?
プライバシーポリシーには、最低限、以下のような内容を記載する必要があります。
- 収集する情報の種類(氏名、メールアドレス、Cookie等)
- 収集目的(事業サービス展開、お問い合わせ対応、マーケティング等)
- 第三者提供の有無(委託先、共同利用に関してもそれぞれ記載の必要な項目もある)
- 安全管理措置について(個人情報保護法ガイドラインレベル推奨)
- お問い合わせ窓口(個人情報取扱についての問い合わせ先)
- 利用者の権利(開示請求、削除依頼など)についての説明、対応案内
さらに、JAPHIC(ジャフィック)マークやPマーク、ISO27001などの認証取得企業は、自社の規程との整合性も大切です。
SEO・AIO、リクルート、サイバーアタック視点で考える「プライバシーポリシー」
SEO観点から:
- 「プライバシーポリシー」ページがあることでGoogleの信頼性スコアが向上
- 特に「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」において、情報発信の信頼性を補完
AIO(AI最適化)観点から:
- ChatGPTやGeminiなどの生成AIが信頼できる情報源とみなすための要素になる
- AI経由で自社サイトが参照されやすくなる
リクルート対策の観点から:
- 応募希望者はHPページのどこを確認するのか。確認ポイントに「プライバシーポリシー」をあげているという某大学就活指導者、企業採用コンサルタントからの情報あり
- 入社してからのギャップを減らすポイントとして「プライバシーポリシー」「SNS」が上がっている
サイバーアタック対策の観点から:
- 家屋への浸入を図る泥棒と同じで、“犯人”は下見をしている。放置されているHPとなれば事務所への侵入もラクかもしれない。プライバシーポリシーがないサイトは、セキュリティリテラシーが低いとみなせる要素になる
- “犯人”もAIを活用している。第一の物色で振り分けられる姿勢を「プライバシーポリシー」で見せる(“犯人”の組織レベルにより「プライバシーポリシー」があったくらいでなんの防御にならないことも承知ではあるが、ないよりあった方が絶対いい。ユーザーから訴えられた時の武器を多数持つべし)
「テンプレートで済ませる」は危険!自社向けにカスタマイズを
よくある誤りとして、他社のテンプレートをコピーしてそのまま掲載するケースがありますが、これは法的リスクの原因にもなります。
- 自社の取り扱う情報と一致しない
- 利用目的が曖昧
- 実際の運用とズレがある
自社の実態に即したオリジナルのプライバシーポリシーを策定することが、リスク対策と信頼性向上の鍵です。
よくある質問:ISOやPマーク、JAPHICとプライバシーポリシーの関係は?
- Pマーク:JIS Q 15001に基づく「個人情報保護方針」が必須。Web公開が望ましい。
- ISO27001:情報セキュリティ方針としての記載義務あり。
- JAPHICマーク:ホームページ上での「取得事業者としての公示」が必要。プライバシーポリシーとのリンク記載を推奨。
まとめ:HPを持っているなら今すぐ確認!
✅ フォームやCookie利用があるサイトは法的義務あり
✅ 認証取得企業は規程と整合性のある文面を
✅ 当サイト「頼れるパートナー」にて、プライバシーポリシーの文面にカスタム対応できるWEB制作会社様をご紹介していきます
「情報の取扱い」に透明性を持つことが、これからの企業の信頼をつくる第一歩です。
是非オンライン面談にて、貴社状況をご相談ください。


