中小企業が狙われる理由|サイバー攻撃と漏えい事件の真実

中小企業の約30%が攻撃を受けたという現実

サイバー攻撃と聞くと、多くの人が大手企業や行政機関を連想しませんか?
しかし、実際に狙われているのは中小企業なのです。

📊 30%の中小企業が、何らかのサイバー攻撃を受けた経験がある
(出典:2024年度 中小企業における情報セキュリティ対策に関する実態調査-報告書-

セキュリティ対策にかける予算が限られていたり、専門人材がいなかったりといった事情により、中小企業は入り口が多い、守りが弱い存在としてハッカーに狙われやすいのです。

 

サイバー攻撃の手口と漏えいの現場

中小企業を狙う主な攻撃手法は以下のようなものです:

  • 脆弱性を突く攻撃
     更新されていないソフトウェアや古い機器を狙って侵入
  • ID・パスワードの窃取
     フィッシングメールや使い回しパスワードで簡単に突破
  • サプライチェーン攻撃
     取引先・委託先を経由して本体システムにアクセス
  • ランサムウェア感染
     重要な業務データが暗号化され、身代金を要求される

特に怖いのは、自社だけでなく取引先にも被害が波及する可能性がある点です。
これはまさに信用そのものを失う事態です。

 

被害のインパクト|金銭だけじゃない、信頼喪失

サイバー攻撃を受けた中小企業が被る被害は、以下の通り深刻です。

被害項目 内容の例
💰 平均的な被害額 数百万円〜数千万円(事業停止・人件費・顧客対応など含む)
🛠 復旧にかかる期間 数日〜数ヶ月(業務停止や顧客離脱が発生)
🤝 取引先への影響 情報漏えいにより契約解除や信頼の喪失リスク

特に「この会社に任せて大丈夫か?」という信頼が失われると、被害額以上に経営に打撃を与えます。

 

報道されない中小企業の被害|見えないギャップ

テレビや新聞で報道されるのは、大手企業の漏えい事件がほとんどです。
しかし現実には、地方の中小企業・零細企業でも日々インシデントが起きています

❗️報道されないからこそ「うちは大丈夫」と思い込みやすく、リスクへの備えが遅れやすい。

こうした報道されない危機は、まさに中小企業ならではの「見えづらいリスク」なのです。

「見えないリスク」への処方箋は教育認証

私たちは、この見えないリスクにどう向き合えばいいのでしょうか?
このコラムでは口酸っぱくお伝えしておりますが、その答えのひとつが、「教育」と「認証制度」の活用です。

JAPHICマークとは

中小企業でも導入しやすい、個人情報保護体制の認証制度
必要な管理策と教育がセットで整えられることが最大の魅力です。

ISO27001とは

国際規格の情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS
グローバルにも信頼される体制づくりが可能です。

 「従業員の意識を変え、日々の業務にリスクの目線を宿す」ための教育ツールなのです。

 

社長や上層部が従業員に「教育」するには角が立つ場合も時にあります。

ある社長様からは「認証を言い訳に使えるから教育しやすくなってよかった」と言われました。

まさに上手な使い方ですよね。 情報セキュリティの脅威は【正しく知って、正しくこわがる】

そのための「教育」です。

うちは大丈夫ではなく、明日は我が身の意識を持ち、
「教育」×「仕組み」で会社と取引先を守る選択をしませんか?

お問合せは面倒という方は是非、無料提供している規程類をダウンロードしご利用ください。