JAPHIC(ジャフィック)マークって何?を歴史から遡ってみる~4.認証は「守るための壁」ではなく、「使うための土台」~

ISO27001Pマーク、JAPHICマーク——
これらの認証制度は、単に「情報を守る」ためのルールではありません。
情報を見える化し、整理し、活かすための仕組みを会社全体に実装する、いわば経営インフラなのです。

祝!シリーズ4にしてやっと【JAPHIC】登場!!初めましての方は、是非シリーズ1からお付き合いいただけると嬉しいです。JAPHIC(ジャフィック)マークって何?を歴史から遡ってみる~1.それは戦いの歴史を希望に変える歴史の始まり~ – TBCSグループ株式会社 JAPHIC審査事務局

―ISO27001、Pマーク、JAPHICマークの違いを知る―

📌 ISO27001:国際基準の攻めの情報管理

ISO27001は、国際的に整合された情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)であり、リスク分析を通じて、情報の取り扱いを戦略的に判断・改善する枠組みを提供します。

  • どの情報が重要か?
  • どんなリスクがあるか?
  • 誰が・どこで・どう取り扱うか?

こうした問いへの構造的な回答を社内で共有することで、情報が守られるだけでなく、事業戦略に活かせる武器になります。

📌 Pマーク(プライバシーマーク):顧客の信頼を得るための見える安心

Pマークは、日本国内において個人情報保護の取り組みを第三者が審査し、認証する制度。個人情報保護法ができる前から運用されている老舗の機関です。故に、個人情報保護法+αの要求事項も。
老舗故、認知度が高く対顧客・取引先に対する「安心の可視化」が最大のメリットです。

  • BtoC、BtoBビジネスにおける信頼獲得
  • 官公庁・大手企業の入札要件
  • 採用や協業先選定におけるプラス評価

「うちはちゃんとやってます」と言うだけでなく、証明できるからこそ選ばれる企業になります。

📌 JAPHICマーク:中小企業の最初の一歩に最適な選択肢

JAPHICマークは、個人情報保護法を審査基準にした日本の認証制度。
コストや導入負担を抑えながら、実務ベースでの保護体制整備と従業員教育がセットで進められることが魅力です。個人情報保護法が全面施行された2005年以降発足の機関。認知度はPマークに及ばないが各自治体入札条件に記載あり漏えい保険自動付帯!(制約あり)

「まずは現状を確認したい」
「従業員に教育のきっかけを与えたい」
そんな中小企業にとって、情報を守る文化を根づかせる最初のステップとして、最適な制度です。講師を呼んで研修するのにいくらかかりますか?認証取得費用と変わらない金額になりませんか?体制を整えた上で「審査」を社員教育として活用でき、認証も取得できる。認証というツールは使い方次第でコスパ、タイパのよいものになります。

💬 経営の未来を切り拓く情報整備の選択を

これからの企業経営は、情報をどう守るか、どう使うか、どう伝えるかの勝負です。

第三者認証は「取ったら終わり」ではなく、
情報を資産ととらえ、企業の価値を高める継続的な運用のスタートライン

「情報は守るもの」から、
「情報は育てて活かす経営資源へ」
そんな視点で、自社の未来を見直してみませんか?

社長のビジョンの解像度が上がります。まずは貴社の情報保護体制確認してみませんか?

お問合せお待ちしております。

祝!シリーズ【JAPHIC(ジャフィック)マークって何?を歴史から遡ってみる】完