比較リベンジ──見えない感染症:“見えないウイルス”には、見える備えを。

見えない感染症、再び──リベンジ比較。今度は「件数」ではなく「人」で考えてみた。

前回、情報漏えい件数を「コロナ感染者数」や「インフル患者数」と比べた結果、あまりに少なすぎて「比較にならなかった…w」というオチになりました。ウイルス比較をしてみたら、全然比較にならなかった件。 – TBCSグループ株式会社 JAPHIC審査事務局

が、冷静に考えてみてください。
情報漏えいは、「1件=1人」ではありません。

🔎 もう一度、数字で見てみよう!!リベンジ比較!!!!

比較対象 年間発生数 影響対象者数(推定) 備考
新型コロナ感染者(2023年) 5.6万人 5.6万人 厚労省推計
インフルエンザ受診者(2023年) 1,824万人 1,824万人 推計値
情報漏えい報告件数(2023年) 13,279 推定 約1,000万人以上 1件あたり平均800人の漏えい想定

※個人情報保護委員会への報告義務があるのは「個人情報1000人分漏えい」(特定個人情報100人分漏えい)とすると、1件800人の漏えい想定は厳しめかもしれませんが、実際ニュースになっているINCIDENT事例を見てください。「302名の」「600のメールアドレス」と件数の多さ少なさに関係なくニュースになります。そりゃそうですよね、1名分漏えいしました、その1名分「あなたのです」、イヤですよね!!あなたが大物でなくても、あなたの先の先の先に繋がる大物が狙われている可能性だってあるのですから。

💡ということで、13,279件:約1,000万人分の漏えいがあったと推定しましたら、割と比較のレベルになったかもしれません。。。

💡つまり!!**感染症と同等、あるいはそれ以上に「人が巻き込まれている」**という視点で見れば、ぜんぜん笑いごとではなかったのです。(比較が重要なのではなく、どの切り口で数字を見るかが大事!ってオチ(着地点)にしたい!)

😱「感染」よりも怖い、「気づかぬ拡散」

感染症なら、症状が出るから気づける。周囲にも「うつさない配慮」ができますよね。

でも情報漏えいは違います。
・症状が出ない
・気づかないまま放置される
・気づいた時には誰の手に渡っているか分からない

もはや「無症状スーパースプレッダー」みたいな状態。
企業の責任でありながら、誰にも気づかれずに情報が失われ、知らないところで誰かが詐欺事件に巻き込まれている――あるいは知らないところで盗まれた情報を元に更に別の企業から情報が盗まれていく――
これって、感染症以上に怖いと思いませんか?

💡「感染予防」ならぬ「情報漏えい予防」の基本

  • ✅ 情報の取扱ルールを明文化(=手洗い・うがい的ポジション)
  • ✅ 定期的な点検(=健康診断)
  • ✅ インシデント訓練(=防災訓練)
  • ✅ セキュリティ教育(=マスク着用)
  • ✅ セキュリティシステム導入(=予防接種)

特効薬はありませんが、予防法はあります。
そしてその第一歩は、「気づくこと」なのです。

🧩 最後に

感染症と違って「感染源」が特定されにくく、
「被害の拡大」も見えにくいのが、情報漏えいの特徴。

でもだからこそ
見えないウイルスには、見える備えを。

📩 無料診断実施中!

「うちのセキュリティ、大丈夫かな?」と思ったら、
ぜひ [お問合せフォーム] から「セキュリティ体制チェック希望」とご連絡ください!